ムコ多糖とは?

ムコ多糖とは?

細胞とムコ多糖 “ムコ多糖”という言葉・・・、あまり聞いたことがない方が多いでしょう。

ムコ多糖の“多糖”とは、身近なものですと、ご飯などの炭水化物の最小単位を単糖と言い、このような単糖が数十から数百万個結合したものを多糖です。
単糖が多糖になることで、非常に高いエネルギーを持つようになるとお考え下さい。

次に、ムコ多糖の“ムコ”ですが、語源はラテン語の『MUCUS』ムコス―粘液という意味になり、粘り気のある種類のもので、具体的には動物のネバネバ物質のことを言います。
例えば、ウナギやスッポン、ドジョウ、フカヒレ、若鳥の水炊き、魚の煮こごり、豚足、牛スジの煮込み、鶏ガラスープ、ツバメの巣、などの食材に多く含まれているものです。

また、健康番組などでは、「コンドロイチン硫酸」や「ヒアルロン酸」といった素材がよくテーマになり、『関節にいい』とか『お肌にいい』といったことが謳われますが、それらの物質はもともと身体の中では“ムコ多糖”として一体となって存在しています。

ムコ多糖とは、私たちの全身に存在する細胞の表面や周りで、水分(体液)をしっかり捕まえて、身体の中を潤して健康を維持している大切な物質になります。
そこで、細胞に栄養を運んだり、細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら、私たちの身体の「循環と代謝」を支えております。

人間の身体は、約60%が水分でできているとよく言われますが、身体の中で、このムコ多糖がこれらの水分の多くを蓄えているからになります。

しかし、このムコ多糖は25歳頃から失われてゆき、それにともなって水分を蓄える力が失われて、身体が乾燥化してしまうことが、老化の原因と言われております。

更に詳しく→ 「ムコ多糖とは」 エヌティコーブンホームページ